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介護転職サイト・エージェント比較|資格条件と雇用形態で選ぶ

介護職向けの転職支援サービスを、対応エリア・資格条件・雇用形態・資格取得支援の有無で横並び比較します。転職者の68.4%が経験者という市場構造と、派遣から直接雇用への転換率60.6%というデータを踏まえた選び方も整理します。

介護の転職サービスはどこも「求人多数」「無料サポート」を掲げていて、サイトを見ただけでは違いが分かりません。実際に差が出るのは、資格条件と雇用形態の扱いです。そこを軸に横並びで比較します。

あわせて、施設側がどう採用判断しているかのデータも示します。当サイトは普段、採用する側の実務を扱っているためです。

この記事の前提

  • 各社の情報は公式サイトに記載されている内容にもとづきます。記事末尾に出典を明記しています
  • **求人数は更新時点が各社で異なります。**サイト未掲載の非公開求人を含む数値もあり、単純比較には使えません
  • サービスの優劣ではなく、どの状況にどれが合うかという観点で整理しています

3社の比較

項目介護ワーカーかいご畑レバウェル介護
運営株式会社トライトキャリア株式会社ニッソーネットレバウェル株式会社
対応エリア全国47都道府県全国47都道府県全国
無資格・未経験対応(無資格OK求人あり)対応(無資格・未経験OKを多数掲載)対応(無資格OK求人あり)
雇用形態正社員・契約社員・パート・派遣正社員・契約社員・派遣・パート・紹介予定派遣正社員・派遣
資格取得支援記載なしキャリアアップ応援制度(受講料0円)資格取得支援制度あり
掲載求人数(公表値)52,375件(2026年9月8日更新)6,248件(2026年9月8日更新)158,596件(2025年6月更新・未掲載求人含む)
事業者区分有料職業紹介事業者(厚生労働大臣許可 27-ユ-305209)—有料職業紹介事業者(厚生労働大臣認可)
特徴専任アドバイザーの面接同行、条件交渉の代行、入職後フォロー働きながら0円で介護資格を取得できる制度地域専門アドバイザー、正社員登用制度のある求人も紹介

レバウェル介護は「介護職の転職サービス 満足度総合評価第1位」(2025年 GMO顧客満足度ランキング)と公表しています。第三者調査ですが、調査設計と対象は公表資料でご確認ください。

選び方は「いまの資格」で決まる

3社の違いを踏まえると、判断は単純になります。

無資格・未経験から始めるなら:かいご畑

資格取得の費用が転職の障壁になるのがこの層の実情です。かいご畑の「キャリアアップ応援制度」は、働きながら受講料0円で介護職員初任者研修や実務者研修を取得できるという設計です。

求人数は3社で最も少ない(6,248件)ものの、無資格から入る場合は求人の総数より制度の有無が効きます。

派遣・パート・紹介予定派遣まで扱っている点も、この層と相性が良い部分です。いきなり正社員を目指さず、働きながら資格を取ってから正社員に移る道筋が組めます。

すでに有資格で正社員を狙うなら:介護ワーカー

面接同行と条件交渉の代行を明示しています。有資格者は選ばれる側というより条件を交渉できる側なので、この機能が実益になります。

介護職の転職理由の最上位は「労働条件」で、給与・年収への不満が中心です(後述)。自分で年収交渉をするのが難しい場面で、代行してもらえるかは差になります。

求人の母数を最大化したいなら:レバウェル介護

公表求人数が最も多く(158,596件・未掲載求人を含む)、地域専門アドバイザーが付きます。

ただし更新時点が2025年6月と他社より古いため、現在の状況を示す数値としては注意が必要です。

早見表

あなたの状況相性
無資格・未経験かいご畑(資格取得支援が0円)
資格取得と就業を同時に進めたいかいご畑
有資格で年収を上げたい介護ワーカー(条件交渉の代行)
面接に不安がある介護ワーカー(面接同行)
とにかく求人数を見たいレバウェル介護
まず派遣で職場を見てから決めたいかいご畑、介護ワーカー、レバウェル介護(いずれも派遣対応)

**3社すべて全国対応で無料です。**併用しても費用は発生しません。求人が重複することもあるため、2社に登録して担当者の対応を比べるのが現実的です。

施設側のデータから見た市場構造

ここからは、採用する側の情報です。求職者向けの記事では、あまり示されない部分です。

転職者の68.4%は経験者

エッセンシャルワーカー採用研究所(プレックス)が求職者907件と求人データを分析した結果です。

項目数値
前職が介護・医療職68.4%
求職者の年齢中央値47歳
50代の求職者30.4%
40代の求職者24.6%
正社員求人の比率96.1%
提示年収の中央値329万円

この数字は求職者にとって2つの意味を持ちます。

1つは、未経験の競合が少ないということです。「未経験歓迎」と書かれた求人に応募してくるのは、実際には経験者が7割近くを占めます。逆に言えば、**未経験で応募する人は目立ちます。**施設側から見れば珍しい応募者です。

もう1つは、40〜50代が主要層であることです。求職者の年齢中央値は47歳で、40代以上が約7割を占めます。年齢を理由に躊躇する必要のある市場ではありません。

そして提示年収の中央値329万円は、交渉の基準線として使えます。提示された条件がこれを下回るなら、その理由を確認する材料になります。

派遣は「不利な選択」ではない

ネオキャリアが介護派遣から直接雇用へ転換した約900人を分析した結果です。

項目数値
1年未満で直接雇用へ転換60.6%
3か月未満で転換24.7%(最多区分)
平均就業期間474日
2年以上経ってから転換21.6%
直接雇用後、半年間の就業継続率85.3%

1年未満で6割が直接雇用に移り、その後の継続率は85.3%です。

継続率が高い理由は明確です。採用が決まる時点で、双方が実際の就業を経験しているからです。求職者側から見れば、職場環境・業務量・人間関係を体験したうえで決められます。

求人票と実際の職場が違った、という失敗を避けたい場合、派遣から入るのは合理的な選択肢です。「正社員求人に直接応募するのが正攻法」という前提は、このデータの前では成り立ちません。

施設が定着に失敗する要因

別の調査(アイ・ラーニング、従業員50名以上の企業で新入社員育成に関わる500名)では、定着課題の要因は次のとおりでした。

要因割合
仕事内容と期待のミスマッチ56.9%
人間関係(上司・先輩・同僚)53.3%
教え方の統一が欠けている42.2%

「教え方の統一が欠けている」42.2%は、求職者が事前に確認できる項目です。

見学や面接で聞くべきことが、ここから導けます。

  • 入職後3か月で何ができている状態を想定しているか
  • 教育担当は固定か、その日の勤務者に任されるか
  • マニュアルや手順書はあるか

この3つに具体的に答えられない施設は、入職後に「教わっていないことを求められる」状況が起きやすいと判断できます。

登録前に決めておくこと

  1. 資格をどうするか — 取得を支援してもらうのか、すでにあるものを活かすのか。ここで選ぶサービスが変わります
  2. 雇用形態の優先順位 — 正社員に直行するか、派遣を経由するか。派遣経由でも1年未満で6割が直接雇用に移っています
  3. 譲れない条件を1つだけ決める — 夜勤の有無、通勤時間、施設種別のどれか。すべては満たせません
  4. 年収の基準線 — 提示年収の中央値329万円に対し、自分の希望がどの位置かを把握しておきます

まとめ

  • 3社はいずれも全国対応・無料。差が出るのは資格条件と雇用形態の扱い
  • 無資格・未経験ならかいご畑(受講料0円のキャリアアップ応援制度)
  • 有資格で条件を上げたいなら介護ワーカー(面接同行・条件交渉の代行)
  • 求人の母数を見たいならレバウェル介護(ただし公表値の更新時点は2025年6月)
  • 転職者の68.4%は経験者。未経験の応募者は施設側から見て珍しい
  • 求職者の年齢中央値は47歳、40代以上が約7割。年齢で躊躇する市場ではない
  • 提示年収の中央値は329万円。交渉の基準線として使える
  • 派遣経由は1年未満で60.6%が直接雇用へ転換し、転換後の継続率は85.3%。不利な選択ではない
  • 施設選びでは「入職3か月後の想定」「教育担当が固定か」「手順書の有無」を確認する

出典・参考資料

  1. 介護ワーカー 公式サイト (株式会社トライトキャリア)
  2. かいご畑 公式サイト (株式会社ニッソーネット)
  3. レバウェル介護 公式サイト (レバウェル株式会社)
  4. 介護職の採用市場レポート (エッセンシャルワーカー採用研究所(プレックス))
  5. 介護派遣から直接雇用への転換に関する調査 (ネオキャリア)

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